道南・函館に誕生して39年。

函館市民オーケストラをご紹介。

ご挨拶

函館市民オーケストラは、 1979(昭54)年4月に地元の演奏家が集って創設されたアマチュア・オーケストラです。 第1回定期演奏会は 同年8月6日(月)函館市民会館大ホールで開催されました。
   これまでに創立以来の常任指揮者である中島眞之氏はじめ、時にはプロの音楽家(故・石丸寛氏や 末廣誠氏・中山耕一氏・阿部博光氏 他)に指揮をして頂き、スキルアップを図っています。

メンバーは函館市のほか、近隣のさまざまな街から参加しています。 さらに、札幌や北見など遠方から練習に駆けつけるメンバーもいて、向上心と熱気に溢れながらも 和気藹々と練習に励んでいる、充実感を持てる道南随一のオーケストラです。
   また、アマチュアオーケストラ連盟(JAO)に加盟するなど、道内だけではなく全国各地のアマチュア演奏家と積極的に交流しています。 「全国アマチュアオーケストラフェスティバル」をはじめ、「トヨタ青少年オーケストラキャンプ(TYOC)」「津別日フィルセミナー」に参加する団員もいて、 常に新しい刺激を受けて進化し続けています。

グローバルな活動の一環としては、2001年には函館から定期便の就航している、 姉妹都市ユジノサハリンスク市より室内管弦楽団が来函。交流演奏会を開催し、合同演奏で チャイコフスキー 交響曲第5番を演奏しました。
   2002年には9月6〜9日の日程で函館から団員のうち40名がユジノサハリンスクへ赴き、 現地にて「函館市ユジノサハリンスク市・姉妹都市5周年記念合同演奏会」を開催しました。 ユジノサハリンスク市民の方々にも歓迎され、万雷の拍手喝采をもって受け入れられました。
   聞くところによると、そのお客様の大多数はフルオーケストラ ―――演目はご当地ロシアの 大作曲家・チャイコフスキーの交響曲第5番――― を生で聴いたのは、初めてだったそうです。 コンサート終了後は万雷の拍手喝采が鳴りやまず、現地のお客様の情熱的熱狂的な反応に感激を覚えました。出待ちでサインを求められた団員もいたほどです。

近年では、ショスタコービチやブルックナーなどの大曲にも意欲的に取り組んでいます。 その一方で、ベートーヴェンやモーツァルトの作品も演奏するなど、幅広いプログラム構成となっています。
   地域密着の活動としては、定期演奏会の他に、旧函館区公会堂コンサートをはじめ、 冬のクリスマスコンサートやニューイヤーコンサートなどを開催しています。今までオーケストラの生演奏に触れたことのない、 一般のお客様にも気軽にお聴きいただけるプログラム構成となっています。
   また、協奏曲のソリストには地元・函館にゆかりのある実力派の演奏家を起用したり、 合唱団やバレエと共演するなど、演奏会をより良く身近なものにするため、一人でも多くのファンを増やすため、日々練習に励んでいます。

函館市民オーケストラは演奏活動を通じて、函館や近隣地域の皆様に愛されるオーケストラを目指して頑張っていきます。
これからもどうぞよろしくお願いします。

1990年   函館文化団体協議会「青麒賞」、函館音楽協会「奨励賞」受賞
2004年   函館音楽協会「協会賞」受賞



主な活動

◆定期演奏会(年1回)
◆ミニコンサート(年1〜2回)
◆地方公演(音楽教室)
◆海外公演(ユジノサハリンスク)





団員から一言

〜〜創立30周年記念に寄せて〜〜

長い間コントラバスを弾いてきたかのような私ですが・・・実はそれをはじめたのは、12年前。 譜面をほとんど読んだこともなくCDは1枚もない「クラシック無縁生活者」でした。
   エレキベースは少々弾いており、ジャズ好きの私が以前から憧れの「ウッドベース」を購入したのでした。 その後ほんのはずみで市民オケに入団し読譜など。今日まで団員の方々や家族の理解のおかげで、何とかやってこれました。ありがとうございました。<H>


私の函館市民オケデビューは、82年の「和洋管弦の夕べ」です。それ以来、教育大学在学中4年間と、 道東に就職して7年たった93年から現在に至るまで、計約20年間、お世話になっています。コンサートマスターも長年務めさせていただきました。
   さまざまな演奏家、合唱団、バレエとの共演、ユジノサハリンスク市室内管弦楽団との交流、そして、気の知れた団員団友と作り上げる音楽、 どれもすてきなハーモニー!  感謝の気持ちでいっぱいです。
   ありがとう函館市民オーケストラ!  ありがとう作り上げ、支えてきたみなさん!
   40周年50周年に向けて、更に音楽の輪(和)を広げていきましょう。みなさん応援・参加よろしくお願いします。<T>


第1回の演奏会に出演させていただいたのが、高校1年生の時。あれからもう30年になります。初心者同然だった私も、 トロンボーンだけでなく、ホルンやトランペットの方々からたくさんのことを学び、数多くの経験をさせていただきました。
   今は楽器を吹くだけでなく、吹奏楽の指導にも携わらせていただいていますが、市民オケでさせていただいた経験が、 私自身を支えてくれている気がします。本当に、市民オケに感謝です!<K>


オーケストラが大好きだった私、子育ての隙を掻い潜って、練習に参加していました。その後主人もオケに参加して、 団員の皆様のご理解を経て、子守をしていただいたり、あの頃の事を思い出すと頭が下がる思いでいっぱいです。
   そんな中で娘や息子たちが、中島先生のはからいでオーケストラのメンバーに入れて頂き、 家族揃って同じステージに立てたことが幸せいっぱいです。<T>


――― 創立30周年記念演奏会パンフレットより









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